経営理念

経営理念

船造りで社会の発展に貢献すると共に、
社員、顧客および関係する全ての人々が、
仕事を通じて共に喜びを享受しながら成長を目指す


低燃費化と高速化を伴う自然に優しい船。
相反するテーマに挑み続ける。

高速旅客船。巡視艇。救急艇。消防艇。高速艇には様々な種類があります。多くの場合「小回りよく迅速に現場に到達する」ことが重要となります。その性能で最も重視されるのは、「速力」なのです。この命題を達成するのは、決して難しい事ではなく、とにかく大きなエンジンを搭載し出力を上げれば、速力だけは出すことが可能です。しかし同時に、日常的に使用されるこれら船舶には「低燃費であること」も求められてきます。低燃費を実現するには、本体重量を下げなくてはなりません。船舶に求められる「速力」とは、基本的に相反するテーマなのです。優れた船舶を生み出していく作業とは、この矛盾の融和点を探していくプロセスとも言えます。深い研究心と膨大な知識と経験なくして、その実現は不可能なのです。


膨大な実績と絶大な信頼。
支えてきたのは、船造りへの使命感。

相克する二つの要素を、極限まで見極める。船体デザイン・艤装品・加工や塗装、あらゆる要素にこだわりながら、最高のバランスを追求する。これは「船づくりの現場を知り尽くした職人」によってしか出来ない仕事です。私たち木曽造船が「高速艇建造のオーソリティー」として国内屈指の建造実績を有し、海上保安庁や自衛隊、また様々な民間企業などの顧客から信頼を寄せられている背景にも、豊富な経験と自らの技術にプライドを持つ、多くの職人たちの存在があります。ただ、優れた船を作りたい。私たち木曽造船は、そうしたメンバーの強い想いによって支えられる組織なのです。企業としては、決して大きな存在ではないかも知れません。しかしどんな大企業にもできない仕事を、私たちは形にする努力をしております。

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